砂漠化と言われても、私たち日本人にはあまり実感が湧かないため、よくわからない人も多いと思います。この記事では、砂漠化をテーマに環境問題について考えてみます。
砂漠化とは?
砂漠化とは、「乾燥地帯・半乾燥地帯および乾燥半湿潤地帯における、種々の要因(気候の変動や人間活動など)による土地の劣化」と定義されています。簡単に言えば、乾燥した地域で土地が劣化して砂漠のようになってしまう現象のことです。砂漠化が進んだ地域では、作物が育たなくなり、人々の生活が困難になるだけでなく、動植物の生息地も失われます。その結果、食料不足や貧困の拡大など、人間社会にも深刻な影響を及ぼします。
砂漠化の要因
砂漠化の原因は大きく、気候に由来するもの(気候的要因)と人間の活動によるもの(人為的要因)の2つに分けられます。
気候的要因
・気候変動
地球温暖化に伴って降水量が減少したり、干ばつが頻発したりすることで土地が乾燥し、砂漠化が進みます。(※気候変動の詳細については別の記事で紹介しています。)
人為的要因
砂漠化の要因は様々ですが、私が注目したいのは以下の二つです。
・過剰な農地利用
過剰な農耕や放牧によって土地が本来持つ回復力の限界を超えて劣化が進み、砂漠化につながります。
・森林伐採
降雨や流水によって土壌が流され、土地が劣化してしまう現象を「水食」と言います。森林を伐採すると地表の土壌が露出するため、この水食が起こりやすくなり、土地の劣化が進んで砂漠化につながります。さらに、森林伐採が進む主な原因には、農地開拓や木材などの資源調達、都市開発などが挙げられます。

砂漠化の要因から思うこと
砂漠化が深刻化しているアフリカや南米では、まさに前述した過剰な農地利用や森林伐採が現実に起きています。自国の人口増加による食料需要の高まりや、農業が主要産業であることなどが背景にあると考えられます。しかし私は、先進国による大量消費の影響も無視できないと思っています。
現に、日本もアフリカからコーヒー豆やカカオ豆を、南米からは鶏肉や牛肉を輸入しています。そのおかげで私たちは、コーヒーやチョコレートなどの嗜好品を楽しめますし、スーパーで安価に肉を手に入れることもできます。このように考えると、私たちの豊かな生活は、知らず知らずのうちに環境や途上国の人々の暮らしに負担をかけているのだと改めて実感します。とはいえ、自分たちの生活スタイルを大幅に変えることは簡単ではありません。
しかし、問題が大きすぎるからといって「自分一人が行動しても何も変えられない」と開き直って何もしないのは良くありません。だからこそ、少しでも環境問題や社会問題に関心を持ち、自分にできることから行動を始めることが大切だと私は思います。
コメント